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2006年9月 2日 (土)

不動七重の滝

168号が通行止めになっていたので、169号を使います。玉置神社が本日の目玉でしたが、もちろん寄り道をします。不動七重の滝です。今日はその更に奥にある『前鬼の里』にも行ってみたいと思います。ここはてんぷるさんの素敵なツーレポを読んで行きたいと思ったところです。

_p1000134 169号を、真黄色の建物「かどや」(←もう商売はされていないのでしょうか。開いているのを見たことがありません)を目印に北上します。「かどや」の自動販売機で飲料を調達し、腰にぶら提げます。ここから滝に続く道へ入っていきます。前回来た時よりも、道の状況は悪くなっていました。ところどころで道に穴が開いていたり、川のように水が流れ出ていたり、岩がごろごろしていたり。DSCも僕の相棒となったことで、本来ならばこんなところを走るバイクではないのですが、運命です。諦めて貰うしかないようです。僕自身はそんな道を楽しみながら滝にゆっくりと近づいていきます。_p1000141_2

右手遠くに滝が見えてきました。『いいな~』思わず声が出ます。左手の山肌からも水が流れ落ち、まるで小さな滝のようになっています。自然のシャワーのようです。

暫くすると『森林浴歩道』の看板が見えてきます。今日は覚悟を決めて『滝』を間近で見ようと思います。ただ、急ごしらえの立看板があり、『川を渡る吊橋が崩落しているので通行する際は川を横断して下さい。但し、増水時は横断不可』とあるのが少し気になりますが、川を横断とのフレーズには、心うきうき楽しくなります。川の様子は入口からは分からず、下りて行くしかなさそうです。

DSCを看板横に止め、ジャケットを脱ぎます。セミがうるさいくらいに鳴いています。D70にレンズをセットし、出発します。滝に繋がる川まで、谷底を落ちていくように階段を下っていきます。下るのも大変なくらいその段差は大きく、足元が悪いです。帰りの上りが想像をするだけで怖くなるので、考えるのをやめます。谷底に到着します。途中、とんぼの大群に囲まれました。人が余り来ないのでしょうか。最初、アブかと思うくらい近づいてくる虫だったので手で振り払おうとしたりしたのですが、小さいとんぼ達でした。

_p1000105_1 つるつると滑る足元に気をつけながら吊橋を目指します。吊橋はすぐに見えてきましたが、なんとも無残な姿を晒しています。橋脚は大丈夫でしたから、水位が上がって渡りの部分がやられたみたいです。これは通れません。ただ、川を渡るのも微妙な水位です。ひざまで濡れることを覚悟したら渡れるかもしれませんが、結構な勢いで水が流れています。一度足を掬われると姿勢を維持することは出来ないでしょう。この滝を見るには、あの急な階段を再び登ることをしなければなりません。気持ちが固まりません。先を行くべきか、勇気ある撤退をすべきか。ハムレットの如く悩みます。辺りには誰もいません。橋脚のあたりを腰に『熊鈴』をつけてどうすべきか、川面を見ながら悩みます。

結論、本日は『撤退』。階段は上を見ずにただひたすら、足元を見つめてゆっくりと登ります。それでも息が切れ、途中何度も休み休みしながらの行進です。やっと入口まで戻ることが出来ましたが、看板にもたれ、のどを潤し、ひっくり返ります。もう限界です。滝を見ることも出来ずに、体力だけ200%消耗してしまいました。達成感のない苦しさは、辛いです。

暫し看板の友となっていましたが、もう少し上にある滝の展望台に向かいます。展望台といってもカーブの道が少し膨らんでいるだけのところです。『あぁ、あの滝を近くで見たかったのにな~』などと思いながら、遠くに雄大で素晴らしい滝の姿を見ます。_dsc_0148_1

今日はこの先を行きます。『前鬼の里』です。ただ先ほど200%の体力を消耗しています。『熊出没注意』の看板が現実味を帯びる自然一杯の中で、道は行き止まりとなります。ここから更に歩くことが必要ですが、カラータイマーの点滅している身。今回は、その入口だけで我慢することとします。車が一台、バイクが一台、止まっています。この方たちは熊に会いに行っているのだろうな、と思うと羨ましくて仕方がありませんが、どうしようもありません。

1300年以上の歴史がある前鬼は、大峰奥駈修行の第29番の行場で宿泊地にもなっています。役の行者に従事した前鬼の5人の子達は、それぞれに五坊を建て自給自足の生活をしながら、修験者の世話をし、自身も修行を続けてきた場所だそうです。今では、小仲坊だけがその姿を見ることが出来ます。 ただ、駐車場から徒歩で約1時間の距離は、今日の僕には少し難しそうです。ここだけを目的に来ることがまたあることでしょう。

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コメント

「川を横断して下さい」というのもなかなか行政も思い切った指示を出しますね...
お写真の滝は展望台からですか?グリーンの滝壺に落ちる水、とてもすがすがしそうです。海は青く見えるのに、山間の川や湖はなぜ緑にみえるのでしょうね...
十和田湖もすごく部分的に緑にみえるところ
があったのですが、ポジション的にしっかり見ることができませんでした...

投稿: kazuh | 2006年9月10日 (日) 15時01分

『川を横断・・・』そうですよね。その思いっきりがいつになく新鮮でスカッとして思わず『ニタッ』としてしまいました。滝の写真は展望台から300mm、D70ですから実質450mmで撮ったものです。三脚を持参していなかったので、露出は考えないで構図だけを考えて撮っています。

僕も川の緑色は、和歌山の最初のツーリングの時に見て驚いた記憶があります。川ばかりに目が行って、危なかったこともありました。あの緑は本当に素敵ですね。

投稿: tetsu | 2006年9月10日 (日) 16時39分

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