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2006年11月 3日 (金)

別格巡拝~第五番大善寺

第五番だいぜんじ。

別格20霊場の中でもっとも離れているのが4番鯖大師と5番大善寺の間です。その距離実に166.2kmです。55号線を室戸岬に向かって南下し、最南端にいかずして途中をショートカットします。88ヶ所巡礼の際野宿したキラメッセ室戸を横目で見ながらDSCをかっ飛ばします。はりまや橋をいつ通ったかも分からないまま高知市内を抜け朝倉付近で時間は16時となっています。ここでギブアップは出来ませんし次の6番龍光院も5番から更に95km先にあります。ここは大善寺まではなんとしてもお参りをして龍光院付近で泊りたいと思います。その結論として高知自動車道伊野ICから乗り込むことにします。乗り口近くでETCにカードを装填します。土佐IC経由で須崎東ICで下車します。そのまま56号のバイパスを通り地図とにらめっこします。どうも行き過ぎたみたいです。大善寺は事前の調べでは街中の分かりにくいところにあるようです。GSで道を尋ねてやっとのことで到着です。高速を利用したおかげで17時の納経所の閉め時間までまだ30分弱あります。これでばたばたせずゆっくりとお参りをしてから納経していただくことができます。

生活道路の狭い道一杯にバックして道沿いに建つ大師堂さんを撮ります。その後階段を上がって行きます。須崎湾が目の前に広がります。ご本堂は随分と小さく可愛いものでした。ここには宿坊も隣接しています。その宿坊から4人乗り位の小さなモノレールが本堂に繋がっています。でも入口には蜘蛛の巣も張っていましたから今はもう使われていないのかもしれません。P1000111 P1000105 P1000118 P1000114

参拝を終え、DSCのいる駐車場に戻ります。さてさて今日のお宿を決めなくてはなりません。テントは持参してきていますが今日の宿泊はここからまだ100km先の宇和島です。着く頃にはもう真っ暗になっています。88ヶ所の際お世話になったガイドブック『四国お遍路バックパッキング』に載っている安い宿シリーズに電話します。繋がらなかったり愛想がなかったりした宿が続いた後『徳岡旅館』に決定。本には素泊まり3,500円とありましたが電話では3,800円と値上がりしていました。でもこれで一安心です。宇和島へは想像以上に時間が掛かりました。宇和島駅が見えたときは少しホッとしました。でもここから宿の場所がなかなかわかりません。電話で聞くも旅館のおばあちゃんはもう説明がまったくもってへたくそ(ごめんなさい)で要領を得ません。仕方なく「分かりました」と返事したものの本当は全く分かっていません。駅前で途方にくれる僕にタクシーの運転手さんが信号待ちの間に声を掛けてきます。「今日の泊る宿の名前が分かったらそこまで先導してあげるよ」とのまさに天の声です。でもここで大変な事態が発生です。昼に何を食べたかもその夜には思い出せない僕です。宿の名前が出てきません。僕はどこに泊るんだ~、誰か教えてくれ~。結局、名前を思い出せずに折角の申し出をふいにしてしまいました。DSCの神戸ナンバーを見て神戸で働いたことのあるタクシーの運転手さんが懐かしく思い声をかけて下さったのに残念でした。本を取り出せば良いのですが、面倒くさくもあり記憶の糸を辿って出てきた名前はタクシーの運転手さんが立ち去った少し後でした。 『徳旅館』あれっ?さっきとちょっと違うぞ。でもその時はこれで合っていると思い込んでいました。そこで駅前の交番に飛び込みます。そこには3人の若い警察官がいて元気に対応してくれました。でもこの辺には徳永旅館はないと思います、と言われます。そこで電話番号を伝えるとたぶんこれかな?と言われていた『徳岡旅館』であることが判明。お巡りさんも思わず『ビンゴ!』と叫んでおりました。どうもありがとうございました。大きな地図で教えてもらいます。それでも途中迷子になり、呉服屋の親父さんに教えてもらい、やっとのことで宿の到着です。P1000132 P1000148

宿では80歳位のおばあさんが一人で切り盛りをされています。でもどうもお客さんは僕のほかには一人いらっしゃるだけのようです。素泊まりなので食事はなしですが、僕の為にお風呂を入れてくれます。家庭風呂のようですが温かいお湯に身体を浸からせ思いっきりリラックスします。風呂から上がると部屋には布団が敷いてありました。今日の一日のそれぞれのお寺での印象などをノートに綴り、熱い番茶を頂き、布団に潜り込みます。どうも寒さで鼻が詰まってうまく息が出来ません。持参した風邪薬を飲むといつの間にか夢の中です。

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コメント

好天続きで快調なお遍路ですね。私も同行させてもらってます。この旅館の雰囲気、なぜかほっとするようです。他人の目を気にする事もありませんね。私が、若い頃高知の出張で、こんな感じの処に宿泊したような記憶もあります。

投稿: ue | 2006年11月 9日 (木) 17時03分

私は学生時代の四国旅行で
こんな感じの宿に素泊まりした
思い出があります。

 周遊券で旅行してて、確か高知だった
 かと思いますが、宿をどうしようかと
 仲間と駅から歩き出したら、自転車に
 乗ったおじさんから、
  『安い宿を教えてあげる』
 とかなんとか言われて連れてって
 もらいました。

 たしかに安かったですが、部屋のドア
 の鍵がなんというか、昔のトイレの
 それだったのを鮮明に覚えてます。(^^♪

 でも、高級旅館よりもこういうところが
 落ち着きますね。

投稿: kanoko551 | 2006年11月 9日 (木) 20時01分

ueさん、kanoko551さん
素敵な宿でしょう♪ 寅さんがそのまま『どうしたんだよ』と出てくるような感じです。畳もあめ色ですから、すごいです。ただueさんが若い頃、そしてkanoko551さんが学生時代と言われているのに僕は○○歳であるのが少し気になりますが・・・

二泊目の次の宿はビジネスホテルでした。それはそれで快適でしたが、畳があるとなぜか落ち着きますね。ごろっところがれる嬉しさです。

でも88ヶ所の際の野宿がどんなところに泊っても屋根があって壁があってドアがある幸せを教えてくれました。なんと云っても野犬に吠え立てられることは宿にいればありませんから。それだけで十分です。

投稿: tetsu | 2006年11月 9日 (木) 20時25分

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