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2006年11月 3日 (金)

別格巡拝~第一番大山寺

第一番たいさんじ。

昨日の夜、寝床に入りながらスタンドの灯りでツーリングマップル(TM)四国・中国版とにらめっこ。西宮IC→第二神明→垂水JCT→神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋、大鳴門橋)→高松自動車道→板野ICのルートを確認します。板野からは88ヶ所の時にも通った12号を西進します。最新版のTMは広範囲をカバーする代わりに地図がアバウトになり文字が見難くなりました。初めての場所では裏道でなく幹線を利用する方が結果的に早く行けることも経験で学んでいます。そこで34号を北に行ってそこから東にルートを取り大山寺に向かいます。ところがあってしかるべきお寺の看板が皆無です。また道を尋ねる人もいません。不安が頭一杯によぎります。道はどんどん寂しくなり、両側からはススキなどが道に倒れこんでいます。なんかちがうな~と思いながらもこの道しかない、と自分に言い聞かせながら進みます。すると今度は道の真ん中に蜘蛛の巣が張っています。ということはここを通る人は蜘蛛の巣が張ってから僕が初めてということです。ここまでちょっぴり残っていた自信は脆くも崩れます。間もなくして三差路にぶつかりました。左は上り、右は下りです。でも両方とももの凄いでこぼこ道です。車では絶対に通れません、というか通りたくないでしょう。ええいままよ。もう半分やけのやんぱちです。右の下りをDSCとともに転がるようにして下りて、いや落ちていきます。日本のDSCでもこんなところを走るDSCは僕のこの相棒だけです。ごめんな。でも運命と思って諦めてくれ。このときの写真はありません。そんな余裕は微塵もありませんでした。ちらっとお寺の屋根が見えてきたときには鮎原こずえ並みに涙が出てきそうでした。まだ誰もいない境内には朝日が差し込み素敵な空間が広がっていました。参道には紅葉がきらきらと輝いています。やっと回りを見る余裕が出てきました。本当に一時はどうなることかと思いました。ご住職に話をすると『あれは道ではない』とばっさり。どうりでそうでしょう。思わず納得してしまいました。

GW以来のお参りです。ご本堂で挨拶とお賽銭と御札を納めお経を唱えます。そして大師堂さんで同じ所作を繰り返します。お寺さんによってこの本堂と大師堂の大きさが違っています。どちらかが立派過ぎるとおかしなものです。僕自身は大師堂さんがちょっぴりだけ小さいのが好きです。きっと大師さまもそう思われていると思います。ここで久しぶりのお経を読んでいると鳥たちのもの凄いさえずりに驚きます。本当に驚くような大きなさえずりです。コンサートホールにでもいるような不思議な感じに包まれます。朝日を一杯に浴びての交響楽です。もう先ほどまでの不安はどこへやら、嬉しさ一杯です。P1000026 P1000006_1 P1000012 P1000010

その後納経所に朱印を頂きに行きます。朝一番だと辺鄙なところにあるお寺さんではご住職が席を外していることも多いです。その時は近くにベルがあるはずですのでそれを探して一度だけ押します。二度三度鳴らすと怒られます。このときは他にも巡礼の方がいらっしゃりご対応をされていました。僕はここでまず別格用の「納経帳」「御影帳」「納札」そして「地図(お大師さまの道)」を購入しました。そして別格だけのお楽しみに「念珠」があります。この念珠は正式には『除災招福念珠玉』といい、男珠、女珠とがあり、各お寺でお寺の名前が入った珠を集め、親玉とともに21個の珠で数珠を作ることが出来ます。親玉は年によりその扱っているお寺が違うので事前に確認しておきます。この時期は第4番鯖大師さんでした。一個300円(親玉は500円)です。一人一個しか買えないということではないので、必要ならば男珠何個、女珠何個下さい、と云うような買い方も可能です。また御姿(御影)と共に今年(2006年)は四角い小さなシールをくれました。これを台紙に貼って記念にとのことです。僕は台紙は荷物にもなるので買いませんでした。納札は別格専用のものがありました。以前88ヶ所の時に残っていた札に住所と名前を書いて用意してきていましたので、明日からはこちらを使おうと思います。また別格の場合は88ヶ所と違い、メジャーではありません。看板も殆どなく、道を尋ねても知っている方が少ないです。専用の地図は必携です。購入した地図は距離感が掴めず最初は戸惑いましたが、ポイントを押さえており、距離も100m単位で対応しているのでバイクのオドメーターをうまく使いこなすと便利なものです。

P1000018 時折ニュースで『力餅』といって大きなお餅を持ってどれ位歩けるか、を競うのを見た事があると思います。それがこのお寺です。お地蔵さんたちと並んで、白い力餅石像がありました。

さあ、一番さんから大冒険でしたが、20のお寺をここからスタートします。P1000021 納経所の玄関ではわんちゃんが「まぁのんびりと行けよ」とでも言っているような顔をして僕を見ていました。

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コメント

あの有名な、力餅のお寺だったんですね。ワンちゃんも素朴ですね、田舎のワンちゃんは。

投稿: ue | 2006年11月 7日 (火) 08時42分

20ヶ所を周り終え、お礼まいりに再び一番さんに戻ったのですがまたこのわんちゃんがお出迎えしてくれました。こんどはお疲れ様って顔をプレゼントしてくれました。

投稿: tetsu | 2006年11月 7日 (火) 22時54分

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