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2007年5月27日 (日)

六甲高山植物園

六甲高山植物園へ行ってきました。最初、トリコロールカードを有効活用すべく神戸森林植物園に行こうと考えましたがwebで検索していると高山植物園では『スイス三名花とアルプスの花々フェア』(三名花:エンチアン、エーデルワイス、アルペンローゼ)を開催しているとのこと。エーデルワイスに誘惑されてしまいました。昨日に引き続き黄砂に覆われた六甲山ですが道を走っている分には視界の影響もありません。爆音を響かせてかっとびライダーが六甲のワインディングロードを駆け抜けていきます。僕は数珠繋ぎとなったサンデードライバーの車の最後尾についてまわりの景色を楽しみながらDSCをコーナーに沿って倒して進みます。

そうしているうちに間もなく六甲高山植物園の入口です。観光バスも止まっています。入口付近にDSCを置かせてもらいます。入場口では団体さんが溢れかえっています。入園するのにも大分時間が掛かりそうです。カメラバックを下ろしメッシュジャケットを脱ぎゆっくりと準備をします。入場料600円。オルゴール館とのセット入場料がお徳なのですが今日は高山植物とじっくりと遊ぶ予定なのでセットはパスします。

やっとのことで入園します。すると植物園のガイドがあります、とのアナウンス。グッドタイミングです。植物園で実際に草花の世話をしている方のガイドです。ひとつひとつの花の説明にも愛情がこもっています。『この花も一週間くらい前から咲くのを楽しみにしていたんですよ。今日こうやってとっても素敵に咲いてくれました。』こんなお話は聞いていて嬉しくなります。花の知識のお披露目だけでなくこういう何気ないお話が好きです。Dsc_0021_4 Dsc_0002_5 Dsc_0033_3 Dsc_0026_1 Dsc_0083_2 Dsc_0039_1 Dsc_0113_1 Dsc_0145_1

                  

                     

                    

                       

エーデルワイスを始めとする高山植物たちはこの5月の時期が見頃とのことですがちょっとちょっと時期がずれているのでしょうか、一斉に花が咲き乱れているという状態ではありませんでした。ここ六甲は北海道の南部に相当する気候とのことですが、3000m級の山々に本来ならば咲く花たちにとっては少し暖かいのでしょう。逆に3000m級の山でしか見ることの出来ない花たちをこんなにも気軽に見ることが出来る幸せを感じます

クロユリ。初めて見ました。小さくて真っ黒なユリの花。素敵です。魔性の花と言われています。アイヌの伝説では、好きな人の近くにそっとクロユリの花を置いて相手がその花に触れればふたりは必ず結ばれると伝えられています。花言葉は『秘められた恋』。ただこの花にはもうひとつ花言葉あります。それは『呪い』。ひとつの花が持つふたつの顔。まさに魔性の花です。あともうひとつ。ガイドの方が仰っていましたが出来れば匂いは嗅がない方が良さそうです。嗅いだ方によると『生ゴミ』の臭いらしいです。僕はこの魔性の花に自分だけの想像の匂いをつけたかったので鼻を近づけることはしませんでした。Dsc_0097_3 Dsc_0190_1 Dsc_0274 Dsc_0158_5 Dsc_0285 Dsc_0282_1 Dsc_0264 Dsc_0263 Dsc_0361_1 Dsc_0176_2

                  

                     

  映像館で園や花の紹介DVDを見て、結局3回も園内を廻ってしまいました。チゴ(稚児)ユリ、クリンソウ(おばちゃんがクルリンソウと仲間に説明しているのに思わず突っ込みを入れたくなりました)、オオイワカガミ、コマクサ、オオバオオヤマレンゲ等々。どれも素敵な花たちでした。油断していたら気付かずに見過ごしてしまうような小さい花たちもたくさんありました。

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六甲高山植物園~夢の世界へ

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2007年5月26日 (土)

荒牧バラ園

Dsc_0020_3 晴れですが青空が見えない一日でした。ゴビ砂漠からの黄砂が原因です。スギ花粉より細かい粒子のそれは日本列島を光の届かないモノクロの世界へと連れていったのでした。六甲山もぼんやりとしか見えません。こんなときは思いっきり夢の世界へ、しかもとびっきり上等な色彩の世界へと行ってみたくなりました。今月5日に行った時はほとんどの花が蕾でしたが、今日は既にその見頃のピークを10日程過ぎているようでした。やはり中旬位が良かったようです。それでも花びらを黒くした花に交じって今が盛りとその艶やかで、それでいて清楚なドレスで身を包んだバラ達は優しく僕を夢の世界へと誘ってくれました。Dsc_0123_1 Dsc_0108_3 Dsc_0194_2 Dsc_0176_1 Dsc_0072_1 Dsc_0197_1 Dsc_0219 Dsc_0159_2

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2007年5月13日 (日)

KOBE STREET DANCE LIVE

Dsc_0134_2 ストリートダンス、この言葉からどんなことを想像するだろうか。多分年齢によって大分受ける印象が違うのではないだろうか。

夜の街に似合うと思うSDだが、今日は青空の下でのコンテストだ。会場はメリケン波止場の一角。

審査員が3人、コンビ同士を戦わせての勝ち抜き戦だ。その中で一際目を惹くひとりの娘がいた。彼女が踊り終えた時会場から思わず拍手が沸きあがった。惜しくも2回戦で敗退したが、撮っていて楽しくなる程だった。こういう娘を『天才』というんだと思った。Dsc_0173 Dsc_0121_3 Dsc_0077_2 Dsc_0021_3 Dsc_0199_2 Dsc_0165_5 Dsc_0139_4 Dsc_0182_1 Dsc_0100_2 Dsc_0135_1 Dsc_0014_1 Dsc_0181_2

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須磨音楽の森

Dsc_0195_1 第37回神戸まつりが行われています。昨日12日(土)がメインフェスティバルでした。フラワーロードではパレードが繰広げられ、和太鼓やサンバ、ジャズによさこい等盛り沢山でした。サンバを是非見たかったのですが昨日は神戸まで行くことが出来ませんでした。

そして今日13日(日)もヨットレースや音楽演奏、ストリートダンスなどが行われています。須磨音楽の森ではバラ園の花たちもきっと綺麗で花を愛でながら音楽を聴くというのも素敵と思い行ってみることにしました。

レストハウス前に広がる『王侯貴族のバラ園』と名付けられたそれは甘い香りを振り撒きながら僕を迎えてくれました。花によって香りの強いもの、弱いもの、殆どしないものまで様々です。写真を撮っては花に鼻を近付けます。なかなか演奏が始まりません。そこで花しょうぶ園へ降りていきます。しょうぶはまだもう少し先のようです。連絡橋を渡って植物園に向かいます。温室のなかでは熱帯の花が綺麗に咲いていました。

再びバラ園に戻ります。おばちゃんが係りの方にいつから演奏が始まるかを聞いています。思いっきり耳をダンボします。夕方の4時からと回答です。ありゃ~、それまでは待てません。ゆっくりとDSCの待つ駐車場に向かいます。Dsc_0158_4 Dsc_0073_3 Dsc_0044_4 Dsc_0138_2 Dsc_0220_1 Dsc_0072 Dsc_0180_3 Dsc_0182

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2007年5月12日 (土)

初登頂

登山家『野口健』。今まさにエベレストに登頂するためにベースキャンプで待機しています。当初15日に山頂アタックする予定でありましたが山の女神が17日までご機嫌が悪く少し先に延びてしまいそうです。(追記:15日無事登頂に成功されました。おめでとうございます♪)

そんなアルピニストに刺激されて僕も山頂征服にチャレンジしました。標高4.53m、日本一低い山『天保山』です。最初はどこに頂上があるのか分かりませんでした。というのも周りの丘の方が山頂よりも高い!のですから。散歩中のおじちゃんに聞いて分かりました。これは聞かねば分かりません。山岳会では10円で登山証明書を出してくれるらしい。こういうのは結構好きなのですが、発行場所が分かり難いのでパスします。P1000046_2 P1000050_2 P1000082_2 P1000068_2 P1000087_1 P1000072_1 P1000099_1 P1000098_2 P1000106_2 P1000103

                      

                      

その天保山の裏手に『渡船場』があります。大阪には現在8つの渡船場があって地元の人たちの生活の足となっています。ここ天保山渡船場も一日約690人(H12年)の利用者があるとのことです。船を利用しますがあくまでも道の続きです。だから料金はかかりません。自転車は一緒に乗り込むことが出来ますがカブは駄目なので見届けるだけになりました。船が着いて乗客が降りてきます。中には僕と同じように物珍しさから乗っている人もいて写真を撮りまくっていました。 http://www.city.osaka.jp/kensetsu/miryoku/tosen/genzai.htm P1000116 P1000094_2 P1000121_1 P1000127

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2007年5月 5日 (土)

荒牧バラ園

荒牧バラ園はまだまだ見頃は先の状態でした。全然咲いていない、というのが正しい表現なのかもしれません。それでも極々一部のバラは可憐にその姿を見せてくれていました。お向かいの公園の花たちもバラに負けないくらい綺麗でした。P1000045_3 P1000079_2

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長谷牡丹園

明日は雨という事なので長谷(ながたに)牡丹園へ行ってきました。この牡丹園は全国13ヶ所の地域から里帰り牡丹、交流牡丹として寄せられた牡丹たちが咲き乱れています。東屋では和服姿の女給さん達がもてなしをされていました。

園内では対照的な大人と子供に出会いました。大人は「まるで造花みたいだな」ととても綺麗だと表現したいのだと思いますが悲しい言葉を遣われていました。一方、小学校低学年の子供だと思いますが「この子達も好きな花があるみたいだ」とみつばちたちが個性を持って花を渡り歩いているのを見つけてこんな表現をしていました。Dsc_0027_1 Dsc_0006_2 Dsc_0176 Dsc_0167_2 Dsc_0097_2 Dsc_0044_3 Dsc_0181_1 Dsc_0191_3 Dsc_0226_1 Dsc_0215_1 Dsc_0202_2 Dsc_0042_2 Dsc_0114_1 Dsc_0249

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2007年5月 4日 (金)

雨晴海岸Ⅱ

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【2日目】 【雨晴キャンプ場】→【雨晴海岸】→【雨晴駅】→【島尾駅】→氷見→160→【阿尾城跡】→70→306→【長坂不動の大椿】→【長坂の大いぬくす】→【長寿が滝】→【長坂の棚田】→【石動山】→【パノラマ展望台】→灘浦海岸→【雨晴】→415→24→【高岡大仏】→156→【となみチューリップフェア】→【となみ散居村ミュージアム】→359→304→(バイパス?)→兼六園→犀川→金沢西IC→往路逆順→宝塚IC→西宮

ここ雨晴は朝日の美しさでも知られる処だったのです。僕は来るまで知りませんでした。Dsc_0127_2 Dsc_0080_7 Dsc_0161_2 Dsc_0135

                   

                           

前の晩から海から昇る朝日を見たいと思い、早起きをすることにしました。日本海からあがる朝日はちょっと想像しにくいかもしれません。でも本当に素敵な朝日でした。ポンポンポンと遠くから響く小舟のエンジンが心地よく聞こえてきます。波が少しでもあるとこの音はかき消されてしまうのだと地元の人は教えてくれました。

朝日は最高だったのですが、この日もあのアルプスが見えません。散歩している地元の人は朝のうちは霧で見えないけれどこの天気であれば絶対に見ることが出来ると太鼓判を押してくれます。その言葉に勇気を貰いここでもう少し頑張ってみることにします。テントを畳んだ後、雨晴の駅の近くまで場所を移してきています。駅で周辺の観光パンフレットをゲットします。パンフをじっくり読んで海岸に出て行きますがアルプスは以前霧の中です。というか能登半島の方も全く見えなくなってきています。不安と期待が交錯します。海岸に出てジャケット枕にひっくり返ってみます。朝の光ですがじりじりと顔が暑くなっていくのが分かります。岩場に出て行き波が打ち寄せては砕ける場所を覗き込んでみるとアメフラシがいるではありませんか。さっそく木の棒を見つけて捕獲作戦を決行します。気付くとアメフラシの大軍団が産卵の為に集まっているようです。産卵は魚網と思って取った黄色の帯が卵だと知ったことで分かりました。ちゃんと捕獲したアメフラシさんは元に戻してあげています。アメフラシと遊ぶおっちゃんはなかなかキュートですP1000372 P1000364_1 P1000401 P1000386_1

                        

                         

霧は晴れません。そこで地元の元ライダーからお聞きした一番のスポット石動山のパノラマ展望台に行くことにしました。途中素敵な棚田が広がります。長寿が滝という小さな滝もひっそりとして素敵でした。石動山は行ってびっくりしました。昔は山岳霊場の大きな舞台だったところです。3000人もの人々が居たそうですがいまではその建物跡が残るだけで歴史からとり残されたようになっています。展望台のあるところでは僕と小鳥と虫しかいませんでした。目の前に広がるはずにアルプスの光景はここでも勿論見ることが出来ません。再び雨晴に戻ります。P1000457_1 P1000410_1 P1000446_1 P1000436_1 P1000470 P1000469_1

                      

                       

もうそろそろ諦めないといけなくなってきました。残念ながらこの2日間、天気は晴れなのですがアルプスを見ることは出来ませんでした。またお出でなさい、ということと自分を納得させつつも誠に残念です。折角ここまで来たのですから、駅のパンフからヒントを貰い今日の計画を実行に移します。まずは日本3大仏のひとつ、高岡の大仏さんへお会いしに行きます。奈良、鎌倉の大仏さんと違って町の中にヒョイと現れます。商店街の近くと云うのも何処かしら親近感が沸きます。またお顔もパンフレットによれば一番の男前とありましたが、僕には一番現実的写実的なお顔に見えました。神戸のナンバー4の大仏さんとあわせてこれで皆さんとお会いすることができました。P1000492_1 P1000478

            

                         

                          

さてさて富山といえばチューリップ。砺波(となみ)といえばチューリップです。GW期間中はチューリップフェアが開催されています。万博公園のチューリップはもう今頃は花びらを落としていると思いますが北のこの地では満開が今の時期なのでしょう。入場料1,000円と決して安くはないのですが折角なので寄る事にしました。高岡の町に入ると会場への看板があちこちにありその行き先を教えてくれます。会場に入るとまずその目に飛び込んでくるチューリップの多さに圧倒されます。「すごい」、その瞬間の偽らざる言葉です。もの凄い数と品種のチューリップたちに嬉しくなってきます。アルプスで埋まるはずだったデジカメのメモリーたちがチューリップによって埋められていきます。チューリップでお腹いっぱいになっていきます。Dsc_0181 Dsc_0321 Dsc_0356 Dsc_0344 Dsc_0364 Dsc_0370

                      

                      

チューリップ会場を後にし、「となみ散居村ミュージアム」にむかいます。散居村は砺波平野一帯に広がる屋敷林(カイニョ)に囲まれた農村の原風景です。カイニョは住居を暴風雨や吹雪から、また冬の寒さや夏の暑さから守ってくれます。近年は建築技術の発達からその役割も小さくなってきましたが、ここに住み人たちがその歴史的文化遺産というべきこの風景を維持するべく努力されているようです。この散居村の風景を見ているとどこかしらホッとする自分がいるのは日本人のDNAの所為かもしれません。

金沢の夕陽の中の街を散策するつもりでしたが少し草臥れてきました。また新しいバイパスに沿って街に入ると行きたかった茶屋街を過ぎてしまっていました。犀川を目に焼き付けます。この小さな旅はもうすぐ終わろうとしています。見たかった海からのアルプスの山々は残念ながら見ることが出来ませんでした。もしかしたらもう2度と来る事が出来ないかもしれません。でも行って見ることが出来なかった方が行かなくて見ていないことよりもずっといいと僕は思っています。DSCはまた僕に素敵なプレゼントを与えてくれました。左の風景(雨晴駅前の大看板より)を見たかったのですが実際は右のとても残念な風景でした。Dsc_0165_4 P1000330

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2007年5月 3日 (木)

雨晴海岸

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海の向こうに3000m級の雪で真っ白に覆われた北アルプスの山々が見ることが出来る世界でも数少ない景勝地が富山県にある『雨晴海岸』です。ゴールデンウィーク後半の4連休も天気予報によるとどうやら前半だけが晴れで後半は雨になりそうです。晴れであればアルプスの山々をきっと見ることが出来るに違いないと思い突然ではありましたがテントと寝袋をDSCに括りつけている僕がいました

【一日目】 西宮→宝塚IC→中国自動車道→吹田JCT→名神高速道路→米原JCT→北陸自動車道→小矢部砺波JCT→高岡IC→8号線→江尻→24→415→【雨晴:JR雨晴駅、雨晴海岸】→氷見→潮風通り商店街→415→羽咋→249→高浜南→36→能登金剛→【機具岩】→【世界一長いベンチ】→中浜→【義経の舟隠し】→【ヤセの断崖】→249→輪島→【朝市】→【白米千枚田】→(249道路崩壊のため迂回)→277→40→249→狼煙→28→【禄剛埼灯台】→【ランプの宿】→【須須神社】→249→【恋路海岸】→【中居湾ふれあいパークのボラ待ちやぐら】→シーサイドライン→(能登島上陸諦める)→和倉温泉→160→能登立山シーサイドライン→灘浦海岸→【雨晴キャンプ場】

高速をぶっ飛ばしますと大分暖かくなってきてはいますが流石に寒さを感じます。温かい缶コーヒーを飲んでも効き目がありません。レインコートを引き出しジャケットの上に重ねます。高岡のIC付近で太陽が顔を出してきました。さあ、いよいよアルプスとのご対面です。気持ちが高ぶってきます。矢田を過ぎると綺麗な街並みが出迎えてくれます。今が八重の桜の真っ盛りです。もう近畿では跡形もない桜ですがとっても得した気分です。トンネルを抜けるとまもなく雨晴の駅に辿り着きます。小さい駅です。駅の裏手に広がる海岸に出て行きます。目の前にはドドドドド~ンと絶景が広がるはずでしたが霧の為にまったくアルプスの山々は見ることが出来ません。ボンヤリと見えることもありません。アルプスのない光景ですがしばし海を眺めていました。P1000050P1000045_1

まあ、こんなときもあるさ、と気持ちを切り替えます。なんたって明日もあるんですから。今日は能登を楽しむことにします。ライダーだったらやってしまう半島巡りです。勿論海を感じることの出来る時計回りです。よって氷見から半島の西に415号線を使って移動します。

海に浮かぶ2つの大きな島と小さな島。陰陽石の姿を持つこの機具岩も能登二見の別称を与えられています。『織姫のたてしや磯の機具岩綾織かかる波のかずかず』 そのすぐ先にギネス認定の世界一長いベンチがあります。このベンチに空席のないように人が座ったら圧巻だと思いますが、そんな風にベンチが使われたことはないのだと思います。海からの風が少し強く吹いていますP1000081_2

中浜から国道を外れて松本清張『ゼロの焦点』の舞台となったヤセの断崖を見に行きます。地震災害で甚大なる被害を受けたとの看板があり残念ながら近付くことが出来ませんでした。その手前にあった義経の舟隠しは、兄頼朝の厳しい追っ手から逃げるため義経と弁慶が奥州へ向かう途中、48隻の舟をこの入江に隠したと云われているところです。海岸線から奥深く切れ込んだこの入江を見ていると無数の舟がまぶたに浮かんでくるような気がしました。P1000119_1

国道に戻り一路石川県輪島市に向かいます。輪島と云えば朝市です。河井町の360m余りの路上に250軒もの露店が並びます。採れたての魚介類や干物、野菜、お土産まであらゆるものが並びます。この日もたくさんの人が買い物に訪れていました。僕は朝市通りの入口辺りでひょこひょこした後、すぐに次の目的である白米(しろよね)の千枚田に向かいます。千枚田と云われるところは全国に多くありますが実際には千枚もの田を有するところは余りありません。ここ白米は実際にも1004枚の田がありその名の通りのザ・千枚田であります。夕陽に輝く時間帯がもっとも素敵だと思います。Dsc_0031_1 P1000154

能登半島をぐるっと廻りたかったのですが地震による崩落で迂回を余儀なくされます。曽々木から西部小前まで半島の中道を通っていきます。キラキラと光る田んぼや満開の桜を見ながら気持ちよいライディングが続きます。半島北部先端にある禄剛埼灯台に着きます。駐車代110円を払って市営駐車場にDSCを止めます。すこし山を上っていかなければなりません。ジャケットを駐車場のおばちゃんに預かってもらって軽装モードになります。5分ほどで楽勝で灯台が見えてきます。こじんまりした姿のいい灯台です。灯台から降りてくると駐車場の前にある人気のないお店らしき建物に入っていきます。地元の人が手作りされた小物が置いています。ぬいぐるみから灰皿、絵葉書、そして豆などです。50円から300円位までの値札がついていてコーヒーの空き瓶にお金を入れるシステムです。Dsc_0036_2 P1000187

峠を越すワインディングを峡路を抜けるとランプの宿の看板が見えてきます。いいでしょう、この名前。電気発電による明かりを一切排除し、ランプの灯りだけで一夜を過ごす。おぉ~なんとロマンティックなことでしょうか。丘の上から見下ろすその宿の真っ黒な屋根だけが隠れた湾に沿って延びていました。いつかはここでゆったりとした時間を過ごしてみたいものです。P1000251

その後、ひとり恋路海岸に行き、照れくささからさっさと写真を撮って退散します。P1000265_1 シーサイドラインを快適に飛ばします。途中すれ違うライダーへ積極的にピースサインを出します。アメリカン派はその多くがピースを返してくれますが、ネイキッド派はその数が減ります。オフ派は返してくれません。どうも世界の棲み分けが出来ているようです。ピースも左手を高く差し出すのではなく、胸の前辺りで指を揃えてお洒落にサラッと出します。ピース♪

和倉温泉経由で雨晴に戻ってきますがやはりアルプスはその姿を見せてくれません。なんでそんなに恥ずかしがっているのでしょうか。早くその姿を現して欲しいのに。まだ日があるうちにテントを張るべく、受付をキャンプ場の入口にある民宿『女岩荘(めいわそう)』で済ませます。高岡市が運営しているキャンプ中ですが土日などの休みはこの民宿が代行しているようです。バイクの乗り入れは禁止されているみたいなので仕方なく入口付近、トイレ近くという余り環境的には良くない場所にテントを設営します。テントを張り終えると海岸に出て見えないアルプスを想像しながらベンチで夕食です。その後、ハーレー軍団などが乗り入れ禁止の地区に入ってきたり、車止めを外して車を乗り入れてくる輩など傍若無人の行動が目に余ります。夜暗くなるまで車から大音量の音楽が流れていました。どうやら地元の人たちも困っているブラジル人たちのグループらしいです。他人を思いやらない自分勝手な振る舞いに眉を顰めていました。P1000289_1

それでもいつのまにか眠ってしまい、気付くと目覚ましがなる前に起きていました。今日は海から上がる朝日を見たいと思い、早起きをすることにしていました。日本海からあがる朝日はちょっと想像しにくいかもしれません。でも本当に素敵な朝日でした。ポンポンと遠くから響く小舟のエンジンが心地よく聞こえてきます。波が少しでもあるとこの音はかき消されてしまうのだと地元の人は教えてくれました。

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