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2007年5月 3日 (木)

雨晴海岸

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海の向こうに3000m級の雪で真っ白に覆われた北アルプスの山々が見ることが出来る世界でも数少ない景勝地が富山県にある『雨晴海岸』です。ゴールデンウィーク後半の4連休も天気予報によるとどうやら前半だけが晴れで後半は雨になりそうです。晴れであればアルプスの山々をきっと見ることが出来るに違いないと思い突然ではありましたがテントと寝袋をDSCに括りつけている僕がいました

【一日目】 西宮→宝塚IC→中国自動車道→吹田JCT→名神高速道路→米原JCT→北陸自動車道→小矢部砺波JCT→高岡IC→8号線→江尻→24→415→【雨晴:JR雨晴駅、雨晴海岸】→氷見→潮風通り商店街→415→羽咋→249→高浜南→36→能登金剛→【機具岩】→【世界一長いベンチ】→中浜→【義経の舟隠し】→【ヤセの断崖】→249→輪島→【朝市】→【白米千枚田】→(249道路崩壊のため迂回)→277→40→249→狼煙→28→【禄剛埼灯台】→【ランプの宿】→【須須神社】→249→【恋路海岸】→【中居湾ふれあいパークのボラ待ちやぐら】→シーサイドライン→(能登島上陸諦める)→和倉温泉→160→能登立山シーサイドライン→灘浦海岸→【雨晴キャンプ場】

高速をぶっ飛ばしますと大分暖かくなってきてはいますが流石に寒さを感じます。温かい缶コーヒーを飲んでも効き目がありません。レインコートを引き出しジャケットの上に重ねます。高岡のIC付近で太陽が顔を出してきました。さあ、いよいよアルプスとのご対面です。気持ちが高ぶってきます。矢田を過ぎると綺麗な街並みが出迎えてくれます。今が八重の桜の真っ盛りです。もう近畿では跡形もない桜ですがとっても得した気分です。トンネルを抜けるとまもなく雨晴の駅に辿り着きます。小さい駅です。駅の裏手に広がる海岸に出て行きます。目の前にはドドドドド~ンと絶景が広がるはずでしたが霧の為にまったくアルプスの山々は見ることが出来ません。ボンヤリと見えることもありません。アルプスのない光景ですがしばし海を眺めていました。P1000050P1000045_1

まあ、こんなときもあるさ、と気持ちを切り替えます。なんたって明日もあるんですから。今日は能登を楽しむことにします。ライダーだったらやってしまう半島巡りです。勿論海を感じることの出来る時計回りです。よって氷見から半島の西に415号線を使って移動します。

海に浮かぶ2つの大きな島と小さな島。陰陽石の姿を持つこの機具岩も能登二見の別称を与えられています。『織姫のたてしや磯の機具岩綾織かかる波のかずかず』 そのすぐ先にギネス認定の世界一長いベンチがあります。このベンチに空席のないように人が座ったら圧巻だと思いますが、そんな風にベンチが使われたことはないのだと思います。海からの風が少し強く吹いていますP1000081_2

中浜から国道を外れて松本清張『ゼロの焦点』の舞台となったヤセの断崖を見に行きます。地震災害で甚大なる被害を受けたとの看板があり残念ながら近付くことが出来ませんでした。その手前にあった義経の舟隠しは、兄頼朝の厳しい追っ手から逃げるため義経と弁慶が奥州へ向かう途中、48隻の舟をこの入江に隠したと云われているところです。海岸線から奥深く切れ込んだこの入江を見ていると無数の舟がまぶたに浮かんでくるような気がしました。P1000119_1

国道に戻り一路石川県輪島市に向かいます。輪島と云えば朝市です。河井町の360m余りの路上に250軒もの露店が並びます。採れたての魚介類や干物、野菜、お土産まであらゆるものが並びます。この日もたくさんの人が買い物に訪れていました。僕は朝市通りの入口辺りでひょこひょこした後、すぐに次の目的である白米(しろよね)の千枚田に向かいます。千枚田と云われるところは全国に多くありますが実際には千枚もの田を有するところは余りありません。ここ白米は実際にも1004枚の田がありその名の通りのザ・千枚田であります。夕陽に輝く時間帯がもっとも素敵だと思います。Dsc_0031_1 P1000154

能登半島をぐるっと廻りたかったのですが地震による崩落で迂回を余儀なくされます。曽々木から西部小前まで半島の中道を通っていきます。キラキラと光る田んぼや満開の桜を見ながら気持ちよいライディングが続きます。半島北部先端にある禄剛埼灯台に着きます。駐車代110円を払って市営駐車場にDSCを止めます。すこし山を上っていかなければなりません。ジャケットを駐車場のおばちゃんに預かってもらって軽装モードになります。5分ほどで楽勝で灯台が見えてきます。こじんまりした姿のいい灯台です。灯台から降りてくると駐車場の前にある人気のないお店らしき建物に入っていきます。地元の人が手作りされた小物が置いています。ぬいぐるみから灰皿、絵葉書、そして豆などです。50円から300円位までの値札がついていてコーヒーの空き瓶にお金を入れるシステムです。Dsc_0036_2 P1000187

峠を越すワインディングを峡路を抜けるとランプの宿の看板が見えてきます。いいでしょう、この名前。電気発電による明かりを一切排除し、ランプの灯りだけで一夜を過ごす。おぉ~なんとロマンティックなことでしょうか。丘の上から見下ろすその宿の真っ黒な屋根だけが隠れた湾に沿って延びていました。いつかはここでゆったりとした時間を過ごしてみたいものです。P1000251

その後、ひとり恋路海岸に行き、照れくささからさっさと写真を撮って退散します。P1000265_1 シーサイドラインを快適に飛ばします。途中すれ違うライダーへ積極的にピースサインを出します。アメリカン派はその多くがピースを返してくれますが、ネイキッド派はその数が減ります。オフ派は返してくれません。どうも世界の棲み分けが出来ているようです。ピースも左手を高く差し出すのではなく、胸の前辺りで指を揃えてお洒落にサラッと出します。ピース♪

和倉温泉経由で雨晴に戻ってきますがやはりアルプスはその姿を見せてくれません。なんでそんなに恥ずかしがっているのでしょうか。早くその姿を現して欲しいのに。まだ日があるうちにテントを張るべく、受付をキャンプ場の入口にある民宿『女岩荘(めいわそう)』で済ませます。高岡市が運営しているキャンプ中ですが土日などの休みはこの民宿が代行しているようです。バイクの乗り入れは禁止されているみたいなので仕方なく入口付近、トイレ近くという余り環境的には良くない場所にテントを設営します。テントを張り終えると海岸に出て見えないアルプスを想像しながらベンチで夕食です。その後、ハーレー軍団などが乗り入れ禁止の地区に入ってきたり、車止めを外して車を乗り入れてくる輩など傍若無人の行動が目に余ります。夜暗くなるまで車から大音量の音楽が流れていました。どうやら地元の人たちも困っているブラジル人たちのグループらしいです。他人を思いやらない自分勝手な振る舞いに眉を顰めていました。P1000289_1

それでもいつのまにか眠ってしまい、気付くと目覚ましがなる前に起きていました。今日は海から上がる朝日を見たいと思い、早起きをすることにしていました。日本海からあがる朝日はちょっと想像しにくいかもしれません。でも本当に素敵な朝日でした。ポンポンと遠くから響く小舟のエンジンが心地よく聞こえてきます。波が少しでもあるとこの音はかき消されてしまうのだと地元の人は教えてくれました。

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コメント

おや、マクロですが、初めて見るような被写体と作風です。

投稿: SHIN | 2007年5月 6日 (日) 10時35分

この時期は温度差が激しいですから、
装備が大変ですね。
海の向こうのアルプスが
霧で全く見えなかったのは残念でした。

投稿: keiichi_w | 2007年5月 6日 (日) 12時22分

>SHINさん
この画はコンデジのお花モードですのでマクロになりますね♪ベンチにやらせのように綺麗な2色のガラス片が置いてあったのを撮ったものです。デジ一でも撮ったのですがこちらの方がいい感じでしたので・・・(汗;)

>keiichi_wさん
高速はもの凄く寒かったです。肩に力を入れすぎてパンパンに張ってしまいました。keiichi_wさんのクシタニだったら大丈夫だったかもしれませんね。でもアメリカンでつなぎを着ている人はいまだ見たことがありません♪あぁ~、それにしても残念でした。

投稿: tetsu | 2007年5月 6日 (日) 17時03分

アルプスを見ることが出来なかったようで
残念でしたね。

 もうテントを張られたんですね。
 先を越されてしまいましたね。

 私も連休にやろうかと思ってたんですが
 かみさんやら、友人やらの計画に押されて
 我がままを通すことができませんでした。

 今年はキャンプを増やして
   素敵な朝を楽しもうと思ってます。

投稿: kanoko551 | 2007年5月 7日 (月) 21時13分

去年のGWに四国を巡るために購入(コーナン)したテント(2,980円)とシュラフ(1,280円)でした。あれから一年。今回は下が砂地でテントの中に砂が入ってしまい難儀しました。無料とはいえキャンプ場だったので野犬の心配はありませんでしたが、車のスピーカーをガンガンと響かすサンバの国の方々がいたので大迷惑でした。それでもいつの間にやら寝ていたようで気付いた時には朝でした。段々と逞しくなっております。

素敵な朝を楽しまれるのは大賛成です。やっぱり朝日を観て頂きたいですね♪ 海から昇る太陽か、山から昇る太陽か、地平線から昇る太陽か、どれもが魅力的です。


投稿: tetsu | 2007年5月 7日 (月) 22時36分

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