« 甲山四国八十八ヶ所Ⅱ | トップページ | どやどや »

2008年1月13日 (日)

三十三間堂

Dsc_0428 京都にある三十三間堂で新成人男女による弓道大会(『第58回 大的(おおまと)全国大会』)が行われました。全国弓道連盟の会員で初段以上の人が参加資格を有します。全国から男子877名、女子868名が参加する大舞台です。

三十三間堂では古より『通し矢(とおしや)』と呼ばれる高さ5m、幅2.5mしかないお堂の限られた空間の中で力と技とを競い合っていました。その縁で現在、ここ三十三間堂で弓道大会が開かれ京都の正月の風物詩となっています。

ネットで調べると去年は朝8時頃から始まったとあったのでご飯をチンして牛肉と玉ねぎを炒めた残り物をぶっ掛け、西宮を6時半に出発します。朝の171は車の数も少なく直ったばかりのDSCは何の不安も無く快適に国道を飛ばしていきます。予定より5分ほど前に到着です。多くの人が今日は来るので警備の方が誘導してくれます。バイクは駐車場の端に置くように言われます(無論タダです)。

弓を持った若人たちがそこかしこで屯しています。友達と戯れる者がいたり厳粛な感じとは少し違います。会場に入っていくと開会の挨拶が終了するところでした。もう撮影の一等席は満杯状態です。すこし角度が悪いですが前から二番目の列に並べるところに場所をキープします。最初に報道陣向けに聖心女子大のデモンストレーションが行われます。報道陣の間からしか先が見えません。デモが終わり報道陣が消え、やっと奏射が開始されます。程なく、前の方が居なくなり、最前列へ行くことができました。ラッキー♪

最初は男子から奏射が始まります。なんたって男子だけでも900人弱の人数です。僕の近くでは出場する女の子のおばあさんがいらっしゃいましたが、男子の時、しかも始まる前から場所取りをしていないと後から入ってくることはママならず、大変そうでした。3時間近く待たなければならないのですから。

有段者と雖も、60m先の1mの的に矢を当てるのは結構大変です。2回射えるのですが殆どの人が2回とも的の外です。それでも2回とも的に当てる人もとても少ないですがいます。風もあり、運も左右していたみたいです。この日は、曇り時々晴れ、そして雨と雪が降っていました。足の震えが止まらないほど、芯から冷えていました。

男子がやっと終わり、女子の部の始まりです。やはり華やかです。観客席もざわめきが大きくなります。後の方では席を巡り、口げんかが始まっています。一方で成人を迎える娘さんを撮る為にその親御さんに一瞬だけ場所を替わってあげたり優しい方もいます。立錐の余地もない、とは正にこのこと、と言えそうなほどです。足の位置を変えることも出来ません。エコノミック症候群にならないように靴の中で指の体操です。

女子の奏射も終わり、『つぎは消防車です』とアナウンスがあります。ん?んんん?あとでプログラムを見ましたら『称号者』だったと分かりました。きっと的に矢を当てた人達がさらに勝ち抜き選をしていくのだと思います。競技途中でしたが、そこから抜き出て、本堂で行われている『楊枝(やなぎ)のお加持』に向かいます。本尊のお宝前で7日間祈りをこらした浄水(法水)を人の熱悩を除くとされる霊木・楊枝の小枝をもって参拝者にそそぎ無病(特に頭痛を封じる)息災、厄除開運のご利益を授けてくださいます。法水をそそぐといっても実際には2,3滴頭に付く程度ですのでビチョビチョになることはありません。

本堂には靴を脱いで入ります。入口でビニール袋を下さいますのでそれに入れます。僕は登山靴なのでビニールをふたつ貰って片方ずつ入れました。本堂に入って驚きました。そこには1001体もの観音像がおありです。整然と並ぶそのお姿は感動的です。その中央に千手観音坐像が、その周りには風神、雷神、観音28部衆の国宝30体が祀られています。満員電車の中のような通路を歩いていきます。でもすごいです、三十三間堂。

今日は三十三間堂の無料開放日でした。たくさんの素敵を頂戴しました。

Dsc_0260 Dsc_0142 Dsc_0382 Dsc_0381 Dsc_0399 Dsc_0397 Dsc_0441 Dsc_0366 Dsc_0453 Dsc_0488 Dsc_0562 Dsc_0528 Dsc_0649 Dsc_0678 Dsc_0702 Dsc_0731 Dsc_0788 Dsc_0762 Dsc_0024 Dsc_0017 Dsc_0021 Dsc_0025

|

« 甲山四国八十八ヶ所Ⅱ | トップページ | どやどや »

コメント

いやー、凛々しくていいですねえ。
最高の写真です。

もう少し背景が整理できればなおいいのでしょうが、場所的に難しいんでしょうねえ。

投稿: SHIN | 2008年1月14日 (月) 00時32分

三十三間堂の通し矢は京都の新春イベントですが、参加者には人生の晴れ舞台でもあるわけで、またこれを写真に撮るひとも、忍耐と信仰心がなければ最後までもちませんね。きりきりと弦を引ききった瞬間にシャッターを切る快感は一度体験してみたいです。

投稿: ue | 2008年1月14日 (月) 12時04分

>SHINさん
どうしても華ある女性が多くなってしまいますが、最初にある男性はとてもいい面構えをしていました。男性でも茶髪やロン毛など最近の子らしいですが弓道の世界には似合わない人もいました。

背景は足を動かせない位混んでいましたのでどうにもなりませんでした。係りの方と顔が並ばないようにする位しか出来ませんでした。

>ueさん
弦を引ききった瞬間は最高に素敵ですね。
あとここで見つけた素敵は、立ち位置を決めた後、的を一瞬見る時、こころ集中して弓の構えに入っていく時、この2つの瞬間もビクッと来るほど素敵でした。

弓道大会も良かったですが、三十三間堂の仏像に圧倒されました。生まれて初めて行ったのですが、日本てすごい、と思いました。もう若くも無いのですが、まだまだ日本は知らないことだらけです。

投稿: tetsu | 2008年1月14日 (月) 19時26分

tetsuさん、2008年もビシビシ活動されてますね!
僕は今日など一歩も家を出ず、引きこもりでした(笑)

若い人がまっすぐ前を見て的を狙うすがたは
とてもすがすがしいですね。自分もあの頃に戻れたらいいなぁ...なんてすこし思いました。
DSC復活おめでとうございます。

投稿: kazuh | 2008年1月14日 (月) 22時20分

kazuhさん、引きこもりはよくありません。引きこもりの逆は、押し出し?でしょうか。来週はぜひトコロテンのように押し出てくださいね。

二十歳の時の自分。素敵な大人に憧れていましたが、今の自分はそのときの自分からどれ位成長しているのでしょうか。基本的にはそんなに変わっていない気がします。(成長していないですね♪)

DSC、ありがとうございます。代車のマジェスティも楽しかったですが、DSCに乗るとやはり何から何まで自分にピッタリしていることに安心します。維持費がもう少し掛からないようならもっと良いのですが。これだけはボディを打たれたようにジワジワッと効いてきます。

投稿: tetsu | 2008年1月14日 (月) 23時08分

tetsuさん

了解しました。
やはり、そうでしたか。

それにしても、これらの写真、本当に最高の作品です。

このような若い人たちを見ていると、日本の未来にも希望が見えてきます。

投稿: SHIN | 2008年1月14日 (月) 23時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182480/17682155

この記事へのトラックバック一覧です: 三十三間堂:

« 甲山四国八十八ヶ所Ⅱ | トップページ | どやどや »