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2008年5月 6日 (火)

城下町 柏原

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                  176号線。宝塚から篠山を抜け、途中175号と合流し天橋立付近まで太平洋から日本海へ北へ北へと進んでいきます。良く利用する道でありますが途中いつも気になる町がありました『柏原』 いろいろな読み方が考えられます。「かしわばら」「かしわら」「かしはら」・・・ どれも正解ではありませんでした。正解は『かいばら』。これは分かりません。

気になるきっかけになったのは冒頭写真の駅舎でした。なにかメッセージを持った駅舎と思っていました。それが今日解決しました。

駅舎にあった町の観光案内地図を脳裏に焼き付け、まずは『太鼓やぐら』に向かいます。江戸時代中期に立てられた3階建ての櫓(やぐら)です。参勤交代で江戸から藩主が帰藩した時や登城の合図などに打ち鳴らされました。これを聞いた武士たちが一斉に裃を整え登城した訳です。タイムスリップしてその様子を覗き見できたら素敵です。P1000026 P1000019

                   

                     

                  

そして次に向かったのが『木の根橋』。樹齢1,000年を有する大欅(けやき)の根が幅6mの奥村川を跨いで橋を作っています。さすがに車が通れるわけではありませんが、人であれば余裕で渡る事が出来ます(根の保護の為やってはいけませんが)。P1000058 P1000029 P1000042 P1000053

                       

                      

                   

この木の根橋の横に観光案内所があります。バイクを止めて木の根橋に向かおうとすると案内所の中からおばちゃんが飛び出てきてくれて『城下町 柏原道しるべ』という案内地図の載ったパンフレットを手渡してくれます。こんなのが欲しかった僕はおばちゃんに感謝です。おばちゃんとの会話の中で駅舎が1990年に大阪で開催された『花と緑の博覧会』で使われた『山の駅』が移築されたものだと知りました。どうりで駅らしくない駅だった訳です。おばちゃんはバイクを恐縮するほどべた褒めしてくれます。サンキュ~、おばちゃん♪

おばちゃんから陣屋跡と長屋門へ行くようにアドバイスいただきます。バイクだったらすぐとのことで再びバイクに乗り込みます。陣屋跡に行くと内部も観覧可能だけれど資料館で入館券を購入して、とあります。道を挟んだ反対側に白いすくっとした『柏原歴史民族資料館』があります。『田ステ女(でんすてじょ)記念館』を併設しています。

柏原は織田家ゆかりの地であります。慶長3年(1598年)信長の弟である織田信包(のぶかね)を初代藩主として始まり、途中廃絶や国替えなどあった後、明治4年(1871年)の廃藩置県を迎えるまで織田家により治められていました。通りの名前にも大手通や広小路など城下町の名残が窺えます。P1000100 P1000096

                      

                       

                     

資料館では文武両道の教育が行われた藩校の『祟廣館(そうこうかん)』の木額がありました。当時の学問に対する真直ぐな志が伝わってきます。

『田ステ女』 最初、人の名前とも思えず、一体なんなんだろうと思っていました。記念館はそんな情けない僕の為に彼女のことを優しく教えてくれました。寛永10年(1633年)生まれの柏原が生んだ傑出の俳人です。6歳の時に『雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと』の句を詠んだと伝えられています。あっ、この詩だったら知っている気がします。松尾芭蕉と同時代を生き、元禄4俳人のひとりとされています。P1000115 P1000089

                    

                  

                    

柏原の町は他にも素敵な建物がたくさんありました。陣屋跡の横の立派な建物を見に行くと『祟広小学校』とありました。あれれ、小学校でした。その後、織田家廟所に行きました。細い路地をDSCで入っていきましたが、Uターンも出来ず50mほどバックして戻りました。明治18年に建てられた旧氷上郡各町村組合立高等小学校校舎(大手会館)も明治洋風建築の素敵を魅せてくれていました。P1000119 P1000126 P1000012 P1000036

                     

                     

                  

柏原の町を後にし、新鐘ヶ坂トンネルの手前で旧道に入ります。春には桜で覆われる鐘ヶ坂公園があります。そこに不動の滝があります。どれ位奥にあるか覗いてみます。すると滝が見えるではありませんか。これだったらへなちょこの僕でもOKです。水量は多くはありませんが人知れず流れる滝にちょっと嬉しい僕でした。P1000146 P1000139

                 

                     

                    

                   

                    

また旧道から少し中へ入っていくと明治のトンネルがあります。明治16年に完成した日本で5番目に作られたトンネルです。入口から10mほどの処には柵があってそれ以上なかへは入っていけません。少しだけ足を踏み入れようと思いましたがちょっと怖いです。後退りするように退散します。P1000147 P1000149

                  

                     

                 

その後道場で176を外れ、大好きな武庫川コースを緑のトンネルに包まれながら進んで行きます。うす紫色の房を垂らしたヤマフジが綺麗です。P1000159 P1000166 P1000179 P1000174 P1000181 P1000185

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コメント

tetsuさん、ご無沙汰いたしてますが、新緑の美しい写真、ツーリング日記をみてお願い事を思いつきました。

5月22日(金)予定なのですが、会社のOB会のツーリングクラブの例会幹事に当たっていまして、コース選びに苦労しています。

宝塚9時半集合、午後3時頃宝塚解散で250kmくらいの走程で、新緑が美しくてオンロードで適度に変化のあるコースをどこかご紹介いただければ、大変助かります。

ちなみに、平均年令65歳くらいで私と一部を除きみなさんリッター超のツーリングモデルです。

投稿: みっち | 2008年5月 7日 (水) 12時51分

みっちさん

>宝塚9時半集合、午後3時頃宝塚解散で250kmくらいの走程で、新緑が美しくてオンロードで適度に変化のあるコース

ですか。時間と距離が決まっている
難しい応用問題ですね。
諸先輩を率いる幹事さんは大変ですね。

制約の条件を充たしていないかも知れませんが
一番最初に頭に浮かんだのが
旬の町『小浜』でした。
ちりとてちんファンの聖地、かつ、アメリカ
大統領候補と書簡を交わし有名になりました。

市のHPや観光協会のHPを見ると
ちりとてちんのセットが移築されて
観光の目玉として期待されているらしいです。お土産はもちろん塗り箸です。

さて走りのスポットは常神半島の216号線。
海岸沿いを気分爽快に走ります。
往きは舞鶴自動車道で西小浜まで。
復路は敦賀から北陸自動車道、名神を
乗り継ぎます。

またライディング主体でなくていいのなら
一度兵庫県でナンバーワンの滝『天滝』に
逢いに行くのも素敵だと思います。
駐車場から少し歩いていくのですが
この時期緑はとても綺麗だと思います。
ここに行く時にはコンビニでペットボトルのお茶と
おにぎりを買って滝を見ながらお昼を食べられる
ことをオススメします。

本当に天から水が降り注いでくるような
素敵な滝です。

播但自動車道を利用し朝来から429と6を
通っていくのも面白そうですし
中国道&29号線の組み合わせも良さそうです。


また和歌山の白崎海浜公園も素敵です。
岬全体が石灰岩で出来ていて真っ白の
舞台が広がります。
それを背景にバイクを並べて写真を
撮るとどこか外国の風景のようになります。
鍾乳洞も近くにあるので賛同が多ければ
是非こちらも。
帰りは和歌山マリーナシティの黒潮市場に
寄り道。美味しい魚を食べたりゲットする
ことが出来ます。
こちらも高速でアクセスは便利です。


今度泊りで遠くに行かれるならば
是非『角島』を候補に考えられて下さい。
海の色の大感動しました。
その素晴らしい海の中を一本の橋が
すくっと延びています。


これら4箇所はすべて実際に行ったところです。
思い出していたら自分がまた行きたくなって
きてしまいました。

いいツーリングになりますように。


投稿: tetsu | 2008年5月 7日 (水) 22時06分

tetsuさん、早速に盛りだくさんなご紹介をいただき
誠にありがとうございます。いずれも下見に行ってみたい
ところです。高速道路利用はBMWやFJR派にはいいのですが
私を含めネイキッド派には少し辛いものがありますので、
最小限にしておきたいと思います。

天滝というのにちょっと惹かれました。金曜日にでも
下見に行ってきたいと思います。

本当に早速のご教授、誠にありがとうございました。

投稿: みっち | 2008年5月 8日 (木) 01時05分

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