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2008年7月 5日 (土)

モディリアーニ展

Dsc_0578 和泉リサイクル環境公園を後に26号線を北上します。四ツ橋筋を北上し、朝日新聞社が見えたら左折。最初の交差点を北に右折するとあの独特の形状をした国立国際美術館が目に飛び込んできます。

今朝、テレビで姫路市立美術館でもモディリアーニ展を開催していると放送していました。ということは作品が二分されている?と素人は少し不安に思ったりします。美術館に着き、封筒から招待券を抜き出します。本展は地下3階で行われています。エスカレーターで下りていきますが、途中の地下2階で面白い作品が目に飛び込んできました。無数の靴が赤い紐で結ばれています。後で必ず寄ることにします。途中下車せずに地下3階まで行くとモディリアーニ展の始まりです。

作品は4章で構成されています。Ⅰ章~プリミティヴィスムの発見:パリ到着、ポール・アレクサンドルとの出会い、Ⅱ章~実験的段階への移行:カリアティッドの人物像ー前衛画家への道、Ⅲ章~過渡期の時代:カリアティッドからの変遷ー不特定の人物像から実際の人物の肖像画へ、Ⅳ章~仮面からトーテム風の肖像画へ:プリミティヴな人物像と古典的肖像画との統合、です。

首の長いトーテム風の肖像画が氏の特徴のようになっていますが、一時期カリアティッドに傾注していたことが分かります。カリアティッドとは古代ギリシャの神殿建築で梁を支えている女性柱のことですが、それはどことなく棟方志功が生み出す女性たちに似ていると感じたのは僕だけだったのでしょうか。作品の一覧を見ると、いまはその多くの作品が個人により所有されているのが分かります。いい画商、そしてパトロンとの出会いが無ければ画家も生活をしていけません。一時、彫刻を目指したモディリアーニでしたが、食べていくために筆を持つことを余儀なくされました。でもそれで35歳と云う短い人生だったにも係らず今でも人々たちの記憶に残ることになった訳です。人生の数奇。Dsc_0575 Dsc_0579

                   

                    

モディリアーニと別れを告げ、地下2階へと上がっていきます。先ほどの靴たちに近付いていきます。全ての靴にはメッセージが貼り付けられています。どうやらそれは靴の持ち主のメッセージのようです。手書きのものもあればワープロで打たれたものもあります。中学校の部活動で履いていた靴、亡くなった母が大好きだった靴、自分で初めて買ったブーツ、などそのひとつひとつに全てメッセージが付いています。ひとつひとつの靴に歴史と思い出があって全てが違う運命を辿ってきています。塩田千春氏(1972生)の作品です。黒い毛糸が蜘蛛の巣のように張られた中で白いベットがズラッと並んでいます。これもまた不思議な作品です。このベットに人を寝かせて写真を撮ったら面白いだろうな、と思って会場を回るとその通りの作品がありました。『精神の呼吸』と題された今回の作品たちに新しい息吹を感じました。

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