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2009年2月 7日 (土)

奈良散策

Dsc_0096 鹿寄せ 

今日は夕方から『伊丹能』がある日です。ほぼ1年前にザ・ニッポンの世界を覗かせて貰いました。演目は異なりますがプロの狂言師たちの研ぎ澄まされた演舞は観るものに感動を与えてくれます。

昨日の夜まではそんなことをつらつらと考えていたのですが、朝起きてみると気分はUSJへと飛んでいます。いつもながら腰が据わっておりません。USJなら少しゆっくりでいいな~と思っていましたが、ここでまた突然の方向転換。一週間に一度、土曜日だけ見ているNHK朝の連続ドラマ『だんだん』も見ることなくその前に家を飛び出します。行き先は奈良の飛火野(とびひの)。冬の朝、ホルンの音にたくさんの鹿たちが集まってきます。その様子を見たくて行ってきました。が世の中そんなに甘くありません。10時の開始時間に10分ほど遅れて到着です。2時間あれば余裕で着けると思っていましたがいけませんでした。道中混雑していた訳でもありません。ホルンの吹き手はもうどこにいるのか分かりません。カメラを抱えた人も談笑しながら帰っていきます。でもたくさんの人と鹿が入り混じって大きな輪が出来ています。DSCを道端に停めて膝のプロテクターを時間を惜しむように取り外して気持ちだけダッシュしていきます(注:本当にダッシュするとその後がしんどくなるのであくまでもダッシュは気持ちだけです)。

子供がお母さんから「あんた、なにやってんの。ダウン(ジャケット)がグチョグチョじゃないの!(怒)」と言われています。僕はその一部始終をずっと見ていました。子供は手にした鹿せんべいをなかなかあげないのでたくさんの鹿を引き連れていました。そしてペロペロ攻(口?)撃に遭ってしまったわけです。奈良では鹿は一番えらいのです。この日も道路を集団でゆっくりと渡っていく光景を何度も目撃しました。乗用車もバスもタクシーも全部止まります。

でも写真にもあるとおり鹿の瞳は本当に愛くるしいです。白目はないのかな?Dsc_0012 Dsc_0010 Dsc_0063 Dsc_0033 Dsc_0114 Dsc_0079 Dsc_0121 Dsc_0118

            

                 

              

鹿さんたちと戯れること小半時間。人も鹿もまた元の状態にそれぞれ戻っていきます。さ~て僕は次の目的地を頭の中で検索します。飛火野からすぐ近くに『奈良ホテル』があります。明治42年に営業開始してから今年10月17日に100周年を迎えます。その記念企画として今はホテル収蔵絵画を一同に集めて魅せてくれます。その風格ある建物から近寄り難い感じがして今までは外からしか見たことがありませんでした。今日はちょっぴり勇気を出してアプローチ入り口に立っているボーイさんに『100年イベントを見に来ました』と告げます。ボーイさんはよっしゃとばかりにバイクの前を走って先導してくれました。申し訳ありません。

クラシックホテルとして次のホテルは互いに有するその歴史的価値とともに新しい試みにもチャレンジしているようです。日光金谷ホテル、軽井沢万平ホテル、東京ステーションホテル、(箱根)富士屋ホテル、(横浜)ホテルニューグランドとここ奈良ホテルです。日光金谷ホテル以外は見たことがありますが(もちろん見ただけですが)どれも新しいホテルにはない歴史ある落ち着きを感じさせてくれます。ホテルに入ろうとするとボーイさんがドアを開けてくれます。100周年イベントを見に来たと告げると笑顔で案内してくれます。恐縮します。会場で絵画を見終え(早い!)外に出ると会場の係りの方が飛び出してきて建物2階にも大きな絵画があるからどうぞ、と勧めてくれます。一旦フロントに戻りそこから大階段で2階へと上っていきます。2階にも素敵な空間が広がっています。なんか本当にいい雰囲気です。窓際に置かれたソファに宿泊客のように落ち着いて座らせて貰います。Dsc_0128 Dsc_0136 Dsc_0143 Dsc_0142 Dsc_0166 Dsc_0164 Dsc_0154 Dsc_0150 Dsc_0173 Dsc_0165

                  

                   

                  

奈良ホテルを満喫しDSCの待つ駐輪場に戻ります。そこには地図がありすぐ近くに『ならまち』があることが分かります。ちょっとDSCを置かせて貰ってならまち散策へと繰り出します。ホテル裏口に当たる駐輪場を出て細い路地を抜けていくと元興寺に出ます。そこから北の一帯がならまちです。江戸時代末期からある昭和の戦災を免れた建物が点在しています。そこは行き止まりの道や狭く直角に入り組んだ道、先細りになっていく道など歩いているだけで面白いところです。庚申堂を中心にレトロな店が点在します。

もう何年ぶりでしょうか、外人さんとお話?しました。地図を持って悩んでいた若いカップルに助け舟です。でも僕の口から出てきたのは思いもかけない『分かりますか?』という正式な日本語でした。あれれっ?もう僕の中では日本語モード以外に切り替え不能となっています。どうやら自分たちの場所が分からないというよりも東西南北の位置関係が分からず地図をどう見たらいいのかを迷っていたみたいです。そこでこれでいいと地図を持った手を2回振ります。すると外人さんから『エクセレント!』と言われました。僕はその瞬間、エクセレントマンとなりました。Dsc_0204 Dsc_0200 Dsc_0206 Dsc_0197 Dsc_0218 Dsc_0215 Dsc_0232 Dsc_0225 Dsc_0239 Dsc_0237

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コメント

奈良ホテルの写真を見て
はるか新婚のころに泊まったことを
懐かしく思い出してます。
 後にも先にも、これっきりですが。。。

地図のフォローはナイス!
  お互いに満足の
   コミュニケーションですね。

投稿: kanoko551 | 2009年2月 8日 (日) 21時02分

最高に素敵なホテルに泊まられたんですね。
どうも格式の高い場所は苦手で右手と右足が
一緒に出てしまいそうになるのですが
ここ奈良ホテルはスタッフの方たちが
とてもフレンドリーでホッと落ち着ける
時間を過ごさせてくれました。
それがもしかしたら伝統の技なのかもしれませんね。

外人さん、これでちょっとでも日本で
いい思い出を作って貰えたら嬉しいですね。

投稿: tetsu | 2009年2月 8日 (日) 21時12分

今日も飛火野の鹿寄せの映像をTVで流していました
いってみようかなぁ
朝10時に飛火野 というと何時に家を出ればいいのかなと計算している私です

奈良ホテル 私も中には 入ったことは無いのです
いとこは そこで結婚式をしまして 私は出席はしなかったものですから・・
廊下は鴬張りだとおばちゃんは笑っていました

一の鳥居前の菊水楼も古い建物ですよ 確か保存指定か何か受けています
ここは何度か食事をしました

菊水楼のスタッフの方もとても良い方でして 初めて入ったとき Gパンにスニーカー リュック姿ですので 「この格好でもだいじょうぶでか?」といいましたら どうぞ どうぞと笑顔で迎えてくださり わらびもちとお茶の予定が食事をして帰ってきましたよ

投稿: TOSSY | 2009年2月10日 (火) 13時52分

ジョルダンで検索すると明日(2月11日)だと
西宮北口8:06発で地下鉄御堂筋線難波
乗り換え近鉄奈良駅9:21着ですね。
片道1,030円です。
距離52.5kmということなので
カブだと1Lのガソリン(約100円)で
行ける計算です。
でも2時間強掛かってしまったのは
誤算でした。

出来ればホルンが飛火野に響き渡り鹿たちが
いっせいにこちらに向かってくるところを
撮りたかったです。

菊水楼も素敵な建物ですね。
でも何といってもスタッフの対応が
印象の良し悪しを決定しますね。

投稿: tetsu | 2009年2月10日 (火) 21時47分

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