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2009年5月 3日 (日)

満奇洞 

Dsc_0619 色々考えた末に満奇洞(まきどう)へ行くことにしました。

というのも前日までのシュミレーションでは満奇洞へ寄ってその後に100名瀑のひとつである『神庭の滝』を訪ね、足踏み洗濯が名物の『奥津温泉』へ行こうともの凄く欲張りの計画を立てていました。その前提として吹屋のキャンプ場で宿泊することとなっていたのですが、結局テントを持参することもせず飛び出してきたので予定地を全部廻るのは土台無理な話となっていました。満奇洞は入場料がなんと1,000円もします。そこで滝か温泉かにターゲットを絞ったのですが羅生門から一番近くの満奇洞へ行くことが一番効率的であると思い返したのでした。

前置きが長くなりました。羅生門からは看板が出ているので迷うことなくすぐに着くことが出来ました。駐車場(無料)にDSCを止めて山道を少しだけ上っていきます。途中に無人の入場券を売っている自動販売機が設置してあり多くの人たちが並んでいます。うぇ~と思ったのですが、自販機に並んでいる人は一人だけ。あとはグループ毎にミーティングをしています。そうです、僕は事前に入場料が1,000円と知っていたので決心が付いていたのですが、多くの人はここにきてこの高い入場料に入るべきか、入らざるべきかを迷いに迷っていたのです。高校生から大人と同じ1,000円の料金体系です。大きい子供のいる4人家族なら4,000円です。これではETCで折角安く上げた旅行代金がぶっ飛んでしまいます。家族会議の内容が聞こえてきます。『私はいいわ。外で待っているから入ってき』とか『うっ、高。止めようか・・・』等々、折角ここまで来たのに無念のリタイヤをしなければならないのか、皆さん大思案中でありました。なのでたくさん人は居るのですが入場券はすぐに買うことが出来ました。

満奇洞の名の由来は歌人与謝野晶子がこの地を訪れ『奇に満ちた洞』と詠んだことからその名が付けられました。洞内は腰を屈めてしか進めないところや雨水が滲み出し頭上から水滴が落ちてきたり足元が濡れている所などちょっと嬉しい場所が盛り沢山です。カラーライトが多用されていて幻想的な空間を演出しています。ちょっとやり過ぎかな?と思えるところもありますが被写体としては中々素敵であります。ISO1600の最高感度に設定して息を殺してシャッターを押す僕が居ます。でも迂闊に膝を着くとズボンからジワッと水が染みて膝小僧をくすぐります。

洞窟の中には湖が広がっています。この景観を作るのに自然はどれだけの時間を費やしたのでしょうか。気が遠くなるお話です。悠久の時間の中のほんの一瞬だけ、同じ空間の中で一緒の時を過ごさせて貰いました。殆どすべての鍾乳石がなんの囲いも無く手の届くところにあります。この素晴らしい自然界からの贈り物を大切にしていきたいと思いました。

洞から出て行くとやはり自販機の処で年配のご夫婦がミーティング中です。議題はやはり高額入場料です。奥様曰く「井倉洞も1,000円と高かったが期待外れ。しかも駐車代も取られた」との由。それ故、満奇洞では慎重にならざるを得ない状況のようです。僕自身は素敵だったと思ったのと、井倉洞は知らないがネットで調べたところに拠れば満奇洞の方が人気があったことをお伝えしました。奥様はまだ迷われていましたが、ご主人が折角来たのだからやはり行こう、と決断されていました。人類の遺産の維持費が多く掛かることは理解できますが、もう少し安くしてくれたらいいな、と思いました。

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コメント

こ、これは照明の色ではなく、岩の色なんですよね??

絵の具を流したような不思議な世界です。

黄泉の国みたいです。

投稿: SHIN | 2009年5月 4日 (月) 21時38分

夢を壊すようで申し訳ありませんが
ばっちり『照明の色』です。

ここでは結構色による演出を多用していました。
綺麗なんですけどね。

投稿: tetsu | 2009年5月 4日 (月) 22時37分

なるほど。。。

ウォールタペストリーみたいなものですね。

投稿: SHIN | 2009年5月 5日 (火) 12時14分

鍾乳洞の中での写真が綺麗に取れてるのが
うらやましいです。
 私は、ISO高感度なる設定を思い出せず
 真っ黒な写真ばかりでした。

 入場料1000円で悩む気持ちがよく分かりますね。はるばる来てくれた人たちに
 見てもらえるような配慮をして欲しいです。

 吹屋にも行ってこられたんですね。
 私は延々と地道を走って行ったんですが
 ETCの威力を感じさせられますね。

投稿: kanoko551 | 2009年5月 7日 (木) 20時13分

鍾乳洞に入ったらすぐの場所に
テーブルがあったのでその上に
カメラを置いて撮ろうとしましたら
テーブルがビチョビチョに濡れていて
慌ててカメラを取り上げました。
鍾乳洞、恐るべしです。

カメラも沢山の失敗や苦い思い出が
次のステップになると前向きに考えましょう。

吹屋、素敵な処ですね。
ただベンガラ色一色に染まっている街並みを
想像していたので(写真宣伝は誇大広告)
その点は少し違いましたが、歴史ある街並みは
それだけでも素敵でした。

地道派の僕もこの2年間は宗旨替えです(笑)

投稿: tetsu | 2009年5月 7日 (木) 22時23分

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