« 相楽園 夏至祭  | トップページ | プロ野球  »

2009年6月27日 (土)

鞆の浦 

Dsc_0093

天気予報に拠れば明日(6月28日)の日曜日からずっと雨。お天気は今日だけと全く貴重な一日です。本来ならDSCでドビューンと出掛けたかったのですが、フィットが今日の相棒です。本日の走行距離463km、燃費18.5km/L(往路では20.5km/Lでした)。

行き先は『鞆の浦』。船荷のおろし場である雁木(がんぎ)と常夜燈の組合せはライダーなら多くの人が知っています。ツーリング雑誌には必ずと云っていい程、採り上げられる素敵なスポットです。

http://www.tomonoura.co.jp/

瀬戸内の名立たる漁港としての姿だけでなく、万葉集の古より歴史にその名を刻んでいます。『吾妹子之見師 鞆浦之天木香樹者 常世有跡見之人曽奈吉』(わぎもこがみし とのもうらのむろのきは とこよにあれどみしひとぞなき)。大友旅人。

幕末にも竜馬や三條実美などが鞆の地に足跡を残し、その時に係った家々が残っています。土佐海援隊が乗り組んだいろは丸が紀州藩の軍艦と鞆沖で衝突して沈没。竜馬はその『いろは丸事件』の賠償交渉をこの地で行いました。地の回船問屋である桝屋清右衛門は竜馬を支援し宿舎の提供も行いました。事件の談判を行った宿屋や、竜馬がその2階に身を寄せていた家などを外からだけですが見ることが出来ます。司馬遼太郎の『竜馬が行く』の大ファンの僕は、竜馬の癖である羽織紐だったか口に咥え唾でべチョべチョになったそれをブルンブルンと振り回し周りの人たちが大迷惑した姿を思い浮かべていました。少し前の実際の出来事がここにあります。

鞆の浦の観光スポットは常夜燈をメインとした周辺に集中しています。バイクですと駐車場のことは気にしなくていいですが車だとそういう訳にはいきません。観光スポットに近い駐車場は3ヶ所あり20台から35台位までの小規模なものです。すこし歩くことを厭わなければホテル鷗風亭横に122台のものがあります。僕は鞆の浦歴史民族資料館下にある駐車場を利用しました。5月の観光鯛網や花火大会、7月、8月のお祭りの時期に重なると駐車にも苦労すると思われますがこの時期はいずれの駐車場も余裕で入ることが出来ます。ただし僕が止めた駐車場は車両一方通行のとても細い注意ルートですので運転に自信のない人は他の駐車場の止めた方が良さそうです。鞆の浦は歴史の街です。車が発達する前からある通りは人が歩く幅さえあればOKでした。それゆえ車の離合が困難な場所がたくさんあります。観光HPにはこんな記載があります。

生まれて初めて鞆の浦に自動車で来られる方へ とにかく道が狭いです。死ぬほど狭いです。「こんなに狭いのか」と、驚くほど狭いです。福山方面から来られる方は途中の市営駐車場に駐車して歩いて散策して下さい。 尾道・松永方面から来られる方は阿藻珍味を通過した直後から極端に道幅は狭くなります。そして途中、適当な駐車場はありません。運転技術に自信のない方は福山方面から来られる事をおすすめします。

死ぬほど狭い、には思わず笑ってしまいますが、本当に狭いです。譲り合いの精神がここでは必要です。

常夜燈を反対側から撮るときに交番の駐車場に入ってしまいおまわりさんに叱られてしまいました。住居不法侵入の罪です。全くもって僕に非があるのでしょぼんとなります。民家なら入っていくようなことはしませんが、公共施設だからと思ったのが間違いでした。そんなしょぼんとした僕を救ってくれたのは町の人たちでした。カメラを持ってキョロキョロとしていると地元のおじいちゃんが町を解説してくれ見所を教えてくれます。鞆の地に昔から伝わる健康酒『保命酒(ほうめいしゅ)』の女将は酒の歴史だけでなく現在の町が抱える問題や課題を話してくれます。民族資料館では後述の通り、係りの方が親切に対応してくれました。渡船場横の駐車場で観光マップを貰いましたが言葉も無くポンと渡される対応に少し面白くありませんでした。今日は官に面白くなく、民に嬉しい一日でした。

Dsc_0038 Dsc_0003 Dsc_0068 Dsc_0072 Dsc_0057 Dsc_0049 Dsc_0128 Dsc_0116 Dsc_0131 Dsc_0140 Dsc_0141 Dsc_0138 Dsc_0160 Dsc_0182 Dsc_0192 Dsc_0170 Dsc_0200 Dsc_0237 Dsc_0253 Dsc_0256 Dsc_0204 Dsc_0207 Dsc_0262 Dsc_0275 Dsc_0285 Dsc_0272

町内を散策し終えて、資料館(入場料150円)へと向かいます。ここでは写真撮影が禁止されています。いたる所にカメラ×マークが貼られています。僕以外に見物客は居ません。他の人に迷惑を掛けなければOKにして欲しいと思いました。でもルールはちゃんと守ります。資料館2階で素敵な写真を発見。次の目的地としました。1階事務所で道を尋ねると「どの写真ですか」とわざわざ2階まで上がってその道を親切に教えてくれました。阿伏兎(あぶと)観音(磐台寺観音堂)へと向かう道です。

Dsc_0343

阿伏兎岬の突端に立つ朱塗りの観音堂は航海安全、子授け安産の祈願所として知られています。お堂の周囲は靴を脱いで歩けるようになっていますが、雨対策の為外側に少し傾斜して落ち込んでいます。その下は真っ直ぐに切り立つ崖になっており高所恐怖症の僕には辛い修行の場となってしまいます。へっぴり腰でゆっくりと進んでいきます。お堂の中にはたくさんの「おっぱい」がありました。無事に赤ちゃんを授かった方達がお礼に持参したものです。

Dsc_0295 Dsc_0301 Dsc_0305 Dsc_0391 Dsc_0325 Dsc_0317 Dsc_0319 Dsc_0370 Dsc_0385 Dsc_0294

帰り道、鞆の浦の細い道を再び通ります。保命酒の醸造元のひとつ『入江豊三郎本店』の資料館へ寄り道です。入江豊三郎本店は創業123年を有する老舗です。TVドラマ水戸黄門に酒に関するシーンの小道具を提供していたりもしたそうです。資料館では同じ場所で酒を造っているので独特の匂いが心地よく感じます。若い杜氏の方がタンクの中を攪拌されていました。試飲を勧められますが車を運転してきています。その代わり、のど飴を頂戴しました。

Dsc_0399 Dsc_0403 Dsc_0411 Dsc_0412 Dsc_0422 Dsc_0145

|

« 相楽園 夏至祭  | トップページ | プロ野球  »

コメント

鞆の浦、素敵な町ですね。
古い町並みの港、昨年いった北海道の
増毛港を思い出しました。
阿伏兎岬のの観音堂の「たくさんのおっぱい」って
なんだろう?...と思ったのですが
お写真を拝見して納得しました。

投稿: kazuh | 2009年6月28日 (日) 18時36分

いいですねぇ
3年ほど前に中国観音霊場めぐりをしたときにこの近くも行って ガイドさんから 鞆のことも聴きました
で いってみたいなぁとおもっていました

雁木は 尾道にも確かありましたね

このあたりで製塩をしていて資料館もあるのですが それがどこだったか思い出せません
大相撲の塩は今もそこから送られていると聞きました

投稿: TOSSY | 2009年6月28日 (日) 20時07分

kazuhさん
とても小さな町で歩いて廻るのも
楽しい処でした。
朝からお母さんたちが軽トラに積まれた
魚を買出しに来られていたのが印象的でした。
増毛港ですか。忘れられない名前ですね。
僕は自然派なので禿げたら多分そのままです。
今でも5厘の刈りたての時は殆ど禿と変わりません。

おっぱい、気に入っていただけましたか(笑)。
写真を撮るのもちょっぴり恥ずかしかったです。

投稿: tetsu | 2009年6月28日 (日) 22時10分

TOSSYさん
鞆の浦、その名前がもう素敵ですよね。
でも今、観光を優先するのか、生活を優先するのか
町を2つに分ける大議論がなされているようです。
常夜燈の奥に見える山裾の家の前には大きく
「生活最優先」の幕が張られていました。
今の姿がいつまで見られるのか、その結論次第と
なりそうです。

大相撲の塩、きちんと調べられませんでしたが
伯方の塩が使われているように書いてある
記事もありました。
持ち回りなのかもしれませんね。

投稿: tetsu | 2009年6月28日 (日) 22時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182480/45467775

この記事へのトラックバック一覧です: 鞆の浦 :

« 相楽園 夏至祭  | トップページ | プロ野球  »