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2010年5月 1日 (土)

佐田岬 

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まだ夜明けぬ早朝というより深夜遅くガレージのシャッターをご近所に迷惑にならないようにそっと開ける。昨日の内にテントと銀マット、そしてシュラフを荷台に積んだDSCをゆっくりと暗闇の世界へと誘う。ガレージから少し離れた場所までDSCを移動しエンジンを掛ける。いよいよ新しい旅の舞台の幕が開けられる。

というようにちょっぴりハードボイルド風にかっこ良くスタートする筈でしたが現実は寝坊の為すっかり日の明けた頃に出発することとなりました。ゴールデンウィーク、今年はカレンダーの並びが良く5連休の上、天気も良好です。ETC休祝日1,000円特別割引もこのGWが最後になるかもしれないとのことで従前より行きたくて仕方の無かった四国最西端の地『佐田岬』へとDSCと一緒に行って来ました。

【本日のルート】 西宮→宝塚IC→中国自動車道→神戸JCT→山陽自動車道→倉敷JCT→瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)→予島PA→坂出JCT→高松自動車道→川之江JCT→松江自動車道→伊予IC→378号(夕やけこやけライン)→道の駅ふたみ→255→伊方ビジターハウス(原子力発電所)→197→三崎→256→佐田岬&佐田岬灯台→197→神崎→自然の家「プリーズハウス」

天気予報では昼間は20度を超える好天です。しかし高速道路主体の往路ですので上はTシャツ、襟付きシャツ、トレーナー、ダウンモドキ(薄手)、ウィンドブレーカー、そしてライダーズジャケット(春夏秋3シーズン用)の6枚重ねです。下はタイツとジーパン、そして膝当て仕様です。これでも朝の高速は少し寒く感じました。冒頭にあるように深夜に出発していたらもっと堪えたと思います。

この日の為に通勤電車の中で地図とにらめっこ。往路の本州四国ルートは唯一また渡ったことのない瀬戸大橋をセレクトしました。中国自動車道では途中3重衝突の事故渋滞があったものの後は渋滞らしい渋滞もありませんでした。瀬戸大橋では途中の予島PAに立ち寄り橋脚美を展望台から眺めます。バイクに戻ると隣のハーレーさんから声が掛かります。お坊さんのような丸くて優しいお顔をされたお兄さんです。ナンバーは飛騨。高山へ行きたい僕は今の道路状況を教えて貰います。まだ山の方には雪が残っているとの由。恐るべし飛騨。

松山自動車道を伊予ICで降りると右手に瀬戸内海を見ながらの極楽ツーリングです。う~ん、バイクで来て大正解です。それにしてもハーレーが多い。

ふたみの道の駅ではハーレー兄さんがやはり荷台にテントを積んで四国3日目とのこと。静岡から来られたそう。天気が良いとのことで薄着で来たのは全く失敗だったと言われていました。タイツひとつもライダーは荷物を減らしたいと考えること、よ~く分かります。でもこれがまた運命の分かれ道なんであることもライダーは経験から分かっているのですが、大概その学習効果はありません。快適を求めるなら車でくればいい、と強がるのはライダーの意地でもあるのです。

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佐田岬半島は四国のしっぽのように50km程延びていてその先っちょに佐田岬と佐田岬灯台があります。そこからは九州の大分県を間近に見ることができます。半島の尾根には風力発電用の風車が沢山並んでいます。

ツーリングマップルには『さいはて気分満点』とあります。その通りの風景が広がります。今宵は佐田岬の駐車場にて野宿する予定でしたがちょっと想像していた場所の様子と違います。ここは別に適地を探す必要があるようです。

駐車場は車で一杯です。バイクですので空きスペースに止めさせて貰います。灯台へは細い路地のような道を進んでいきます。入り口ではお婆さんが海産物を売っています。最初は平坦だった道も間もなく上り下りの勾配が付いてきて僕に上着を脱がせるようになります。途中、夏だけ開園するキャンプ場があります。20分ほどで灯台に到着です。最後の上りである灯台の階段を上がっていくと『四国最西端』の看板が出迎えてくれます。そしてその先には九州が見えます。憧れの景色とのご対面です。しばらくボーっとしていたくて最西端の看板近くに座っていると皆さんからシャッターを押してくれコールが掛かります。最西端に来た喜びに浸る間もなく、カメラマンとなります。このツーの僕の相棒はD90でなくFX01(ルミックス)です。

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ここ佐田岬に来たら是非したかったことに夕陽の写真を撮ることがありました。その為にコンデジ用の軽便な三脚も持参しています。でも太陽はまだまだ空高くにあります。あと3、4時間を待つことにするか少し悩みました。展望台から見る灯台、そして広がる海、そんな景色に夕陽がコラボする光景を想像すると震えが来そうです。でも今宵の宿探しをしなければなりません。暗くなってからの宿探しは野宿者にとってとても辛いことを知っています。ここは夕陽コラボを断念し、宿探しを優先することにしました。

最初、風車の足元のスペースにテントを張ろうと考えましたが、どこも帯に短し襷に長しとピタッとイメージにあう場所が見当たりません。そうこうする内に日がだんだんと沈んでいきます。悪循環パターンに陥りそうです。ツーリングマップルにあった「キャンプ可」の文字のあった宿へとDSCを向かわせます。その間も野宿の適地があればと状況把握に余念ありません。一旦、夕陽が見える場所で泊まろうとバイクを降りましたがカーブの膨らみが寝ているテントを車が轢いていくイメージに重なり断念。再びキャンプ可宿を目指します。消防団の前で作業をされている方たちに宿の場所をお聞きするとなんとそのうちのおひと方が宿のオーナーさんでした。

早速、条件を確認するとテントは500円、宿は2,000円との由。速効、500円でお願いします。バイクの人は殆ど500円派とのことでした。お風呂も入ってのお値段です。宿には奥様がいらして草刈を終えたばかりの様でした。ご主人から聞いて来た事を伝えると広場の好きな処にどうぞとのこと。真ん中にポツンとテントを張るのもなんなので落ち着きやすい端っこに場所決定です。日の沈みきらぬ明るいうちにテントを張ることが出来、一安心です。歩いて5分ほどの港に行きますが夕陽は山の向こうに隠れてみえません。テントに戻りますがやることがありません。今日の夕食は、三崎で立ち寄ったお店で買った菓子パンです。ご主人はミカンを3つ差し入れしてくれました。サンキュ~。

テントの天井中央部分には電池のランタンがぶら下がっています。ラジオ(AM専用、たぶん980円位で買ったもの)からは歌声が聴こえてきます。ダイエーで100円で買ったカリントウを2、3本かじります。眠りに入るためだけの贅沢な時間を過ごします。途中、少し寒くてウインドブレーカーを着込みました。ライダーズジャケットを半分に折って着替えのシャツとパンツと靴下を丸めて重ねて枕にします。

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忘れていました。岬から今宵の宿を探しに三崎まで戻る途中の山道でバイクを路肩に止めている20代後半のカップルに遭遇しました。なんかあったのだろうか?とDSCを止めて尋ねると急にエンジンが止まってしまったとの由。しばらく様子を見てからエンジンをかけてみようと思っていると話されます。でもライトはつけっ放しです。最初にライトを切って貰い、JAFに入っているかお聞きすると入っていないと言われます。それでは保険にロードサービスは付いているかとお聞きすると分からない、と保険証カードを見せてくれます。でもそれでは分からないので保険会社に電話して確認するよう伝えます。電話でサービスがついていることが確認できたようで一安心です。一応JAFの番号をお伝えしてお別れです。男性からその時『良い旅を』と言われ、なんか申し訳ない気持ちになりました。無事にその後再スタートが出来たか心配です。

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