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2011年1月16日 (日)

京に遊ぶ Ⅴ ~仁和寺~ 

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君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ

(あなたにあげるために 春の野に出て若葉をつむわたしのそでに しきりに雪がふりかかってくる)

百人一首にある光孝天皇(仁和3年(887年))の歌であります。仁和寺は皇室に所縁深く『御室御所』と称されています

http://www.ninnaji.or.jp/

世界文化遺産『仁和寺』。 その由緒正しきお寺も京都に在ってそのポジションは非常に地味なものです。というのもすぐ北東に『龍安寺』、そしてその先に『金閣寺』という世界遺産団子三兄弟ともいうべき強者が多くの観光客を惹きつけ、末弟のような扱いを受けているからです。

でも仁王門を潜り目の前にその参道が現れた瞬間、徒ならぬお寺さんであることが分かります。中門に至るまでの堂々たるその参道は京都広しと云えども他には中々お目に掛かれません。中門を過ぎると左手にはかの『御室桜』が出迎えてくれます。

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チェックインの時、若い僧侶から『明日は雪が降りそうです。雪の仁和寺もとても素敵です。ぜひご覧ください。』と言われました。

朝、宿坊を出ると辺りは白いベールを薄っすらと纏った雪の世界となっていました。時折強く雪が降ってきます。胸の辺りに抱えた一眼レフに容赦なく雪が当たります。ウィンドーズブレーカーのジッパーを下げて服の中にカメラを仕舞い込みます。

金堂が真正面に見えてきます。雪の中、白く霞む金堂。その中から赤い光が漏れてきます。仁和寺創建から1千1百有余年の間、一日も欠かされることなく脈々と受け継がれてきた朝勤行が今日も営まれています。その世界に宿坊に泊まった者だけが結界を越えて参加できるのです。

冬は6時半から始まります。金堂の中は蝋燭の灯りだけです。仏様が灯りに照らされて暗闇の中に浮かび上がります。僧侶の読経の声が静寂の世界に木霊します。僧侶の口元からは吐く息が白くなっては消えていきます。外では音もなくただ深々と雪が降っています。身震いするほど素敵な空気に包まれていく自分が居ます

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