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2011年1月10日 (月)

映画 『阪急電車』 ~宝塚駅~

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彼女はわくわくしているような笑顔で高架下を窺った。電車が武庫川に架かった鉄橋を渡る。

「あっ?」 思わず声が漏れた。鉄橋を渡り終える寸前の川の中州に、『生』 その一字が決して小さくはない中州の面積をほとんど使い切るほどの大きさで書かれているーというか、積まれていたのである。つまり、石を積んでその文字を立体的に造形してあるのだ。バランスといいい大きさといいい、見事なまでのオブジェとなっている。

(『阪急電車』 有川浩 幻冬舎より)

3連休にもかからずちょっぴり元気のない僕を労わる?ために有馬温泉の金泉銀泉にたっぷり浸かってふやけてこようと考えました。途中、宝塚南駅を右折し鉄橋を渡ります。有馬に向かう前に見ておきたいものがあったのです。それがこれです(冒頭写真&下貼写真)

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昨年末から阪急電車今津線沿線(宝塚⇔西宮北口間)のあちこちで映画の撮影風景を見たという情報が入ってきています。残念ながら僕自身はまだ遭遇したことがないのですが、もしかしたらその時の『生』オブジェがまだ残っているかもしてないと思い行ってみたところピンポーンでした。

僕が写真を撮っていると女性の親子連れと原付に乗った兄ちゃんの二組がこの『生』を目当てに写真を撮りにきました。でもこの親子連れは僕が電車待ちをしているときに目の前に現れ冒頭写真のすぐ左側で撮影開始されたので慌ててアングルを変えました。

昨日から読み始めた『阪急電車』です。他にも素敵な被写体を用意してくれているかもしれません。

そして有馬へと向かいます。宝塚劇場を抜ける道は清荒神さんへ向かう車で大渋滞です。仕方なくエンジンを切ってカブを歩道を歩く人に変身させます。51号を標高を上げていくと雪がチラついてきます。それが段々と強くなってヘルメットのシールドを叩きつけるようになってきました。この時頭を過ったのが天気予報での晴れマークを信じて干してきた布団たちです。平地では雪は降っていないと自分自身を説得しカブで一旦は先に進みましたが降り止まぬ雪にここは辛い辛い撤退の決意をいたします。頂上を目の前にしたエベレスト登山隊の撤退の気持ちです。

予想通り、家の近くにくると薄日も射しており雪が降った気配すらありません。有馬の湯はまたの機会の楽しみとなりました。

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コメント

撤退する勇気も大事です。

投稿: keiichi_w | 2011年1月11日 (火) 06時37分

有馬温泉が近くにあるということが
最高の贅沢であるということを
近くの人間は忘れがちです。

時折その大切なことを思い出し
『太閤の湯』へと足を運びます。

以前のここはホテルお抱えの劇団が
あって場末の雰囲気満点でとても
素敵だったのですが、今は少し洗練され
そんな風情もなくなってしまいました。

この日の撤退は仕方ありませんでした。
でもちょっぴり悔しい僕でありました。

投稿: tetsu | 2011年1月11日 (火) 22時17分

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